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【じぇじぇじぇ!】
こんにちは。
NHK連続テレビ小説『あまちゃん』にどっぷりはまっている私。
この「じぇじぇじぇ」は、ヒロインのアキちゃんがよく使う方言。岩手県で「えっ?!」と驚いたり感動した時に使うそうです。
「じぇ(じゃ)」がより大きい驚き・感動を表現すると、「じぇじぇじぇ!」となるんですよ(笑)
本日その「じぇ」が、我が地元米沢市の塩井町でもありました。
それは、伊達家所縁の遺跡の発見です!
地元住民・保育園児・小学生を含め、総勢100名以上の市民が訪れた遺跡説明会。
この『延徳寺遺跡』は、塩井保育園新設工事に伴い発見されたそうです。
遺跡は、100m四方に広がっている可能性があり、出土品は5世紀頃~16世紀頃の遺物。
伊達家が米沢を治めていた16世紀の歴史的資料としては、大変貴重な物だということです。
且つ、「じぇじぇ」と思わされたことは、延徳寺が建立されたのが13世紀ということ。
つまり、寺院の隣に居住を構えたということになります。
米沢には、このように寺社仏閣隣に舘を構えていたことが証明されているのが、関根の普門院と『普門院舘』、広幡町の成島八幡宮神社と『成島舘』に続き三遺跡目だそうです。
そしてそして、「じぇじぇじぇ!」なのが、中国の『龍泉窯』系や『景徳鎮』系の青磁や白磁、天目茶碗などの出土から見えてくる背景。
当時このように高価な代物を手にできるのは有力武将。つまり、No.2かそれに近い人!
そこで気になるのが、伊達輝宗(政宗の父)の側近中の側近遠藤基信の屋敷跡ではないかと、地元民ならず米沢市でも期待が高まっています!
『延徳寺遺跡』は、米沢市文化課に問い合わせていただくと、5月末まで見学することができますので、是非ご覧いただきたいと思います。
その後は、もう一度土を被せ現況に戻します。
何かもったいないような気もしますが、野ざらしで風化させるより、長く歴史を後生に伝えることができるんだそうです。
館山城の本丸調査に入る今年、そんな折伊達家の有力家臣の居舘跡が発見されたことは、なにか古(いにしえ)からの縁(えにし)を感じられずにはいられません。